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自律神経が乱れるとバストも老ける!?40代からのバスト若返り法とは?老けバストチェックリスト付き

バストケアというとバストを集中的にマッサージするイメージがありますが、「自律神経を整えることが基本です」とは、日本初のバストアップ鍼灸師の正木民子さん。バストは自律神経、ホルモン、血行や筋肉の状態の影響を受けることから、女性の健康のバロメーターにもなります。年齢以上に老けて見える「老けバスト」も多方面からアプローチをすることで若返りが可能に。バストタイプ別のケア方法をお伝えします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

鍼灸師正木民子

鍼灸師、マッサージ師、心理カウンセラー。治療実績は3万人以上。2003年名古屋市に女性専門鍼灸院を開業し、1万人の女性のバストと向き合う。施術を模索する中、自身の不調をきっかけに、バストケアを通じて健康になるメソッドを確立。「日本初のバストアップ鍼灸師」として3000人以上のバストアップを叶える。リピーター率は9割以上。オンライン講座で鍼灸治療をおこなわずにバストアップする人が続出している。著書に『日本初のバストアップ鍼灸師の 「胸」からきれいに変わる自律神経セラピー』(青春出版社)がある。
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更年期になると「老けバスト」が加速する理由

閉経すると乳腺の衰えとともに縮みがち

バストの構造

 

バストは肋骨と大胸筋の上にのっています。バストの中身は乳腺と脂肪組織で、バストを支えるクーパー靭帯(コラーゲン組織)と皮膚によって位置がキープされています。乳腺は女性ホルモンにより発達し、乳腺や脂肪に栄養を届けているのが血液。バストは手指と同じように末端にありますから、血行が悪いと栄養が十分に行き届かなくなります。

 

また女性ホルモンは自律神経と同じ脳の視床下部でコントロールされていることから、互いは影響し合っています。更年期になると女性ホルモンが低下し、これまでのように排卵できないことから脳が混乱。自律神経に乱れが生じ、血行不良やターンオーバーの乱れ、筋肉や血管の収縮と言った不調が生じ、バストが「縮む」「かたくなる」「下がる」といった状態になることも。

 

さらに閉経すると乳腺が衰えて細くなり、バストサイズがダウンする人もいます。ただ更年期太りによって脂肪が増え、アンダーバストと共にバストサイズが上がる、という場合もあります。

 

理想的なバストは「温かくて血流の良いバスト」

深呼吸する女性

 

40~50代にとっての理想のバストとはどういったものでしょうか? 先ほどもお伝えしたように、バストは自律神経や血行の状態を表す「健康のバロメーター」。つまり、血流が良くて触ったときに温かいバストが理想的といえます。

 

血液が巡るようになれば自律神経や女性ホルモンのバランスも整ってきます。バストにハリが出て、自然とサイズアップもかなうように。つまり現在、老けバストであっても生活習慣を見直すことで若返りすることは可能だということです。

 

まずはバスト年齢が老けていないか触ってみてください。温かく、7~8分目まで水を入れた水風船ぐらいのやわらかさがあれば「元気バスト」といえます。このとき、鎖骨からバストの膨らみに至るデコルテ部分が土砂崩れしておらず、なだらかに盛り上がっていることも大切なポイントです。当てはまっていない場合は「老けバスト」の可能性があります。次章でチェックしてみましょう。

 

 

「老けバスト」チェック!

バストを指さす女性

 

40代~50代に多い「老けバスト」は次の4つ。1つでもチェックが付けば黄色信号、2つ以上で赤信号です。

 

「下がりバスト」タイプ

□ 乳頭の位置が肩と肘の中間よりも下にある

□ デコルテが痩せていて骨が出ている

□ 胸が大きい(40歳以上はCカップ以上)

□ 授乳経験がある

 

〇ワンポイントアドバイス

授乳経験がある人、バストが大きい人は、クーパー靭帯や皮膚が伸びてしまうため胸が下がってしまいます。皮膚にハリを出すべく保湿ケアをしつつ、しっかりバストを支えてくれるブラジャーを使用しましょう。

 

「縮みバスト」タイプ

□ 以前よりもブラジャーのサイズが小さくなった

□ 胸のやわらかさがなく、かたい

□ 耳たぶやふくらはぎが人よりかたい

□ 冷え性。または肩凝りがひどい

□ 胃腸が弱い

 

〇ワンポイントアドバイス

血行不良の影響を顕著に受けているのがこのタイプ。バストは体の末端部分なので、血行が悪いと栄養が行き届かず脂肪組織が収縮し、「縮みバスト」になります。腹巻きやレッグウォーマーなどを活用して冷えない工夫をしてください。

 

「乳腺委縮バスト」タイプ

□ 閉経している

□ 触ったときにバストの前側がかたい

□ バストにハリがない

□ 以前よりも乳輪が小さくなった

□ 乳頭が乾燥する

 

〇ワンポイントアドバイス

女性ホルモンの低下により乳腺が収縮し、バストが縮んでいる状態です。自律神経のバランスを整え、ホルモンの分泌を妨げないようにしましょう。更年期は交感神経が優位になりやすいので、睡眠を取る、ゆっくり湯船につかるなどリラックスできる工夫を。筋トレなどではなく、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動がおすすめです。

 

「ゆがみバスト」タイプ

□ バストの形やバランスが崩れて変形している

□ ブラを外すと肩やアンダーバストに跡がくっきりついている

□ 「寄せて上げるブラ」や補正下着を使っていたことがある

□ 左右の肩凝り具合が異なる

□ 乳頭の色が黒ずんでいる(色素沈着がある)

 

〇ワンポイントアドバイス

脇や背中の肉をブラジャーに押し込み、強引に形をつくるとバストの形が不自然になります。締め付けの強いことも血行不良の原因に。適正なサイズのブラジャーを着用しましょう。

 

まとめ

バストの若返りの3大ポイントは自律神経のバランス、血行、サイズに合ったブラジャー。特に見た目の変化ではブラジャーの着用が大いに効果的です。正木民子先生の知人の50代女性は、10年ぶりのブラジャー着用でしばらく止まっていた生理が訪れたのだとか! たかがブラ、されどブラ。バストの神秘性を感じました。

 

<著書>

 

『日本初のバストアップ鍼灸師の 「胸」からきれいに変わる自律神経セラピー』

 

『日本初のバストアップ鍼灸師の 「胸」からきれいに変わる自律神経セラピー』

正木民子/著 青春出版社 1,650円

 

 

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取材・文/中澤夕美恵

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