結婚してわかった彼のある一面
付き合っているときは、それほど彼の生活に踏み込むことはありませんでした。当時から彼は趣味の時間を大切にしており、持ち物や洋服などにこだわりがあるタイプだったと思います。飲み会も多く、節約タイプではありませんでしたが、お金の使い方に違和感を覚えることはなく、順調にお付き合いをしていました。結婚が決まり一緒に暮らすようになると、彼には浪費癖があることがわかったのです。
浪費癖のある彼に変わってもらうために
結婚生活を続けていくうえでお金はとても大切です。子どもができればなおさらのこと。しかし、彼はあるだけお金を使ってしまう人で、お小遣い制度も受け入れてくれません。将来に向けて貯蓄したい私は、彼になんとか意識を変えてほしいと思い「マンション購入」という目標を掲げることにしました。
とても大きな目標を掲げたことで彼もやる気が出たのか、前向きに取り組んでくれました。そこから、私たちはできるだけ早く目標金額まで到達できるよう、日々節約に励みます。ブランド好きだった彼にはファストファッションをじょうずに取り入れてもらい、ほかにも趣味に投資する金額を少しずつ減らしてくれるようになりました。こうして夫婦で頑張った結果、目標金額まで貯蓄でき、無事マンションを購入することができたのです。
生活にひずみが出ない程度に
これを機に彼も心が切り替わったのか、独身時代に比べて浪費することが少なくなりました。とはいえ、相変わらず年に数回は趣味にお金を使うこともあります。その全部を否定するときっとストレスが溜まりどこかにひずみが出てしまうかもしれません。そのため、私も時々は目をつぶります。そのかわり、彼が暴走しないように家計の収支を定期的に伝え、生活費のバランスを理解してもらっています。
お互いが気持ちよく生活していくためには、それぞれの価値観を尊重することが大切だと思います。今でも夫に「もっと節約してよ」と思うことはありますが、そこは一度グッと踏みとどまり、彼の気持ちも考えながら伝えるようにしています。
著者/黒澤はな
作画/たぐちまり
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