哺乳びんを洗おうと一瞬目を離した瞬間に…!
哺乳びんは5本用意していたものの、すべて使用済みの状態。「このままでは次に使うものがない! どうしよう……」と思い、急いで台所に向かいました。ところが2本目の哺乳びんを洗い終えたころで、リビングからドンッと大きな音が聞こえたのです。直後に「オギャー!」と娘の泣き声が響き渡り、急いでリビングに戻ると、高さ約20cmのローベッドから落下している娘の姿が……! すぐさま娘を抱き抱えましたが、私の頭の中は罪悪感と不安でいっぱいです。抱っこしているうちに泣き止み、すやすや寝始めた娘。
インターネットで「赤ちゃん ベッド落下」「生後1カ月 ベッドから落ちた」など、同じような事例をたくさん調べました。その結果、緊急を要する状態としてあげられる嘔吐や不機嫌、顔色の悪さなどに当てはまるものはありませんでした。普段と違う様子であれば、すぐに小児科へ連れて行こうと思いましたが、どうやら娘の体調や様子に変わりはないようです。その後は、万が一に備えてローベッドの代わりに布団を敷き、ベビーモニターを設置。離れていても娘を確認できるよう対策を徹底しました。
現在、娘は元気な3歳児ですが、あの日「まだ動けないから大丈夫だろう」と勝手な判断で娘を危険にさらしてしまったことを、今でもとても反省しています。それ以降大きな事故は起きていませんが、この件を機に、安全対策をしっかりして、わが子を守っていくことの大切さを実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。赤ちゃんをひとりでベッドに寝かせる行為は大変危険です。絶対に目を離さないように気をつけてください。
※赤ちゃんがローベッドから落ちてしまったときについて
赤ちゃんが落ちてしまったときは、まず嘔吐はないか、顔色が悪くないか、意識ははっきりしているかを確認しましょう。なお1.5m未満から転落した場合、頭蓋骨骨折の頻度は0.7%と低く、椅子やソファーから転落した場合の頭蓋骨骨折は0%だったというデータもあります。問題がないようなら、半日ほどは安静にして様子を見てください。普段と違う場合は脳神経外科などの受診をおすすめします。
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作画/mosu
著者:渡辺莉子
食いしん坊でお調子者、最近なんだか女子力が芽生えてきた3歳の娘を育てるシングルマザー。