妻から、浮気の経緯や気持ちの変化を確認した勇気。次は、子どもたちが勇気を無視するようになった理由を尋ねます。すると、「本当の父親じゃないって、言った」と妻。予想を超えた妻の言葉に、勇気はすぐに言葉が出てこないほどの衝撃を受けます。
信じられない気持ちの中、子どもたちとの思い出が頭の中に流れます。妻への憎しみがピークになって……。
妻のついたうその衝撃が大き過ぎて
子どもたちがなぜ勇気を無視するようになったのかを聞くと、妻は「本当の父親じゃないと言った」
と。勇気は言葉を失いました。
信じられない!
この1年間の出来事が頭の中に流れてきます。あのときも……あのときも…、子どもたちは私のことを父親ではないと思っていたのか。
父親じゃないということはイコール、それ以前の思い出も子どもたちの中では父親ではないことに……。妻のあり得ないうそのせいで、勇気と子どもたちとの思い出がすべて「父親ではない人」との思い出になってしまったのです。
目の前にいる女が、自分の妻だとは思えませんでした。他にも聞きたいことがありましたが、すべて消えていきます。
「ちょっと、外の空気を吸ってくる」
その場を離れないと、妻に手を出してしまいそうでした。ムカつくとかそういうレベルではありません。人として……母親として……。
妻のついたうその衝撃が大き過ぎて、まともに考えることができませんでした。
なんとか落ち着こうと、深呼吸をしてみたりウロウロしてみたり……。頭の中でいろんな物がグルグルと回っている感覚でした。
「もういい、さっさと今後の話をして終わろう」
リビングに戻ると、悪びれた顔をした妻が座っています。勇気はとっさにあることが頭をよぎります。
「子どもは、本当に俺の子だよね?」
勇気と子どもたちとの思い出が、すべて「父親ではない人」とのものになってしまいました。勇気が言うように、母親としても、人としても、あり得ないうそをついた妻。子どもたちまで無用に傷つけたのでは? と思ってしまいます。
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