ひょうきんな次男と動物図鑑
次男はとても明るく、人見知りもせずひょうきんな性格をしています。保育園でもそのひょうきんっぷりは爆発しているようで、連絡ノートや先生方から聞くお話を、私と妻は毎日楽しみにしていました。そんな次男は、2歳の誕生日プレゼントでおばあちゃんから動物図鑑をもらい、とても気にいって「これは鳥さん!」など動物の名前を覚えながらよく一緒に見ていました。
ある日、次男と動物図鑑を見ているときのことでした。霊長類のページに載っている「ゴリラ」を指さし、「パパ」と言ってきたのです。私は「確かにモノマネはしたことはあるなぁ」と戸惑いつつも、あまりのおもしろさとかわいさで、つい「そうだよ、パパが図鑑に載っているんだよ」と次男に言ってしまいました。
すると次男は動物図鑑を一緒に見るときは必ず、ゴリラを「パパ」と呼ぶようになってしまったのです。私は、「家でしか見ないから大丈夫だろう」とあえて訂正せず、次男にはそのまま呼ばせていました。
自宅以外でも披露しだして…!?
数日後、妻は笑いながら私に保育園の連絡ノートを見せてきました。私は連絡ノートを読み、とても恥ずかしくなりました。連絡ノートには、「今日、動物図鑑を読んで名前当てゲームをしてたのですが、どうしてもゴリラだけ『パパ』って言うんです(笑)。ゴリラのモノマネがじょうずなんですね」と書いてあったのです。
それだけでなく、後日ショッピングモールのおもちゃ売り場に行ったときはゴリラのぬいぐるみやおもちゃを見て、「見てー! パパがいるよー! パパー!」と叫びながら指を差していました。いたずらでゴリラを「パパだよ」と言っただけで、これほど恥ずかしい思いをするとは……3歳児の純粋さは恐ろしいです。
今回のことは完全に私が悪いと反省しました。純粋な心に対してつい、いたずら心が働いてしまいました。現在はゴリラの名前について訂正し、私の行動についても、マネされても恥をかくことがないように心がけています。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
イラスト/森田家
著者:佐藤 稜
7歳と3歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。