息子のためにも今は頑張って離婚に耐えようとする加奈子は、宝くじを買うことで自分の心の余裕を保つことに。そして来る日も来る日も宝くじを買い続けると、ある日3億円当せんしていることが判明!
「私と想太の3億円は、何としても絶対に守り切る!」そう心の中で誓った加奈子。しかし、宝くじに当たったことで、これまで張りつめていた緊張の糸が切れてしまいます。すると、次第に夫への態度が変わっていって……!?
これまで抑えてきた本音を口に出して言ってみると…?
「お風呂が沸いてない」と文句を言う夫に対して、
「入りたいなら自分で洗えば?」と返す加奈子。
しかし、その直後すぐに謝ると、
「人間関係大変だし、
お風呂くらいゆっくり浸かりたいよね」と言って
お風呂場に向かうのでした。
しばらく経つと、今度はトイレットペーパーについて
「ちゃんと補充しとけ!!」と文句を言い始めた夫。
「最後にトイレは言ったのパパだよ?」
「仕事で疲れすぎて自分がさっき
トイレに行ったことも忘れちゃったの?」
怒り気味な夫に対して、加奈子はしれっとした表情で
そう返したのでした。
◇ ◇ ◇
お風呂を洗うのもトイレットペーパーを変えるのも、全部自分でできるはずなのに、普段から夫はすべて加奈子に頼っていたことが分かりますね。夫の言葉に対し、チクチクと嫌味を込めて返していますが、どうしてこのような言い方をしているのか、ただ加奈子の発言にカッとなるのではなく、言葉の真意を一度夫に考えてもらいたいです。