2人目を迷った理由は娘の「パパはイヤ!」
娘は手がかかる性格でママっ子だったため、パパと寝たりお風呂に入ったりするのが苦手でした。よく「パパはイヤ! ママがいい!」と言っていたため、2人目が生まれるまでにパパと仲良くなってほしいと考えていた私。
娘とパパが仲良くなれるように、2人だけで出かけてもらおうとしましたが、娘が玄関で「ママがいないと行きたくない」と泣いてしまうことも……。
このまま2人目が生まれたら、子ども2人が「パパはイヤ」と言って、ほとんど私ひとりで2人の育児をしなければならないのでは?と不安に思いながら、ついに出産予定日を迎えました。
赤ちゃん返りはあるものの、娘に変化が!?
そして、2人目が生まれました。私が産婦人科に入院中、娘は数日間パパとふたりでしたが、いい子に過ごせていたようです。面会に来てくれたときは、落ち着いている様子でひと安心。
私が退院して自宅に戻ると、娘の赤ちゃん返りが始まりました。すると、あんなにパパはイヤと言っていたのに、パパが赤ちゃんをかわいがっていると「パパ、私も抱っこして」と甘えだした娘。娘の「パパはイヤ」は、2人目が生まれてからかなり和らぎ、パパと出かけたり、よくお話したりしてくれるようになったのです。
下の子もパパが好きなようで、パパも子どもが1人のときより積極的に育児をしてくれています。娘の赤ちゃん返りは大変でしたが、共に乗り越えたことで、パパも子育てに真剣に向き合ってくれるようになりました。2人目を産んだからこその苦労はありますが、喜びや楽しいことも2倍になっています。
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イラスト/森田家
著者:松原 りさ
5歳・2歳の娘、夫との4人暮らし。パート勤務をしており、趣味は読書とレジャー。読書で得た知識を生かしながらライターとして活動し、自身の体験談を中心に執筆している。