全国調査で、不適切な保育の実態が明らかに!
この園児虐待事件を受けて、政府が実態調査をおこないました。その結果、不適切な保育の事実が確認された件数は保育所で931件、うち、自治体等が「虐待」と確認した事案の件数は97件ありました。保育所以外でも、不適切な保育の事実・「虐待」と確認した事案が複数報告されています。
調査結果を受け、今後の対策として、子ども家庭庁および文部科学省は「保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等に関するガイドライン」を策定し、「不適切な保育」の考え方を明確化するなど、虐待等を未然に防止できるような環境・体制づくり、負担軽減策や保育実践における不安等に寄り添う巡回支援の強化をおこなうこととしています。
静岡県の私立保育園での園児虐待事件以降も保育施設での園児虐待のニュースが続いています。その背景には、虐待としつけの境目があいまいになっていることや保育士不足による業務負担などさまざまな要因があるようです。しかし、子どもの成長に悪影響を及ぼしかねない虐待はあってはならないことです。このような事件が起きないよう、1日も早い対応を望みます。
みなさんは、保育施設での虐待を疑ったことはありますか?
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