やめて! あっち行って!
小学4年生のときに初潮を迎えたgachaさん。授業が終わりナプキンを替えるためにトイレへ行くと、後ろのトイレから「キャッ キャッ キャッ」と声が聞こえます。gachaさんが振り返ると、なんとクラスメイトがgachaさんのいるトイレを覗いていて……。
生理用ナプキンを交換しているとき、クラスメイトにトイレの中を覗かれたgachaさん。「やめて! あっち行って!」と叫びますが、クラスメイトは「やっぱり本当に生理になってたんだね」とクスクス笑ってこちらを見続けていて、gachaさんはショックを受けてしまいます。しばらくして、誰かの「次の授業始まるよー」という声でようやく教室に戻ったクラスメイトたち。gachaさんも遅れて教室に向かいますが、クラスのみんなの視線が怖く、教室に戻るのが苦痛だったそうです。
やはり、親友がgachaさんの秘密を周りに言いふらしていたようですね。その後、gachaさんは生理のことをクラスメイトにバラした親友と、トイレを覗いてきたクラスメイトとは距離を置きました。彼女たちと距離を置くことに寂しさはなかったと言います。
親友やクラスメイトたちにとってgachaさんは「周りで初めて生理を迎えた子」で、おそらく生理に興味を抱いていたからこそ、gachaさんの初潮がみんなの間ですぐ噂になり、ここまでの出来事に発展しまったのかもしれません。だとしてもgachaさんが傷ついたのは事実で、gachaさんは今回の出来事を家族や先生に相談することができず、結果、ひとりで抱え込んでしまったそうです。
gachaさんと同じように初潮がきっかけで悲しい思いをする女の子を減らすためにも、特に初潮を迎え年齢の女子たちの間で、「生理はいつか訪れるもので、めずらしいものではない」「生理は恥ずかしがるものでも、笑いのネタにされるものでもない」といった共通認識が、もっと普及されることを願うばかりです。
監修/助産師 松田玲子
gachaさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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