外で大かんしゃくを起こした息子
ある日、私は4歳の長男と生後3カ月の次男を連れて、ショッピングモールへ買い物に行きました。買い物が終わり、次男にベンチで育児用ミルクを飲ませながら、子どもの遊び場で長男を遊ばせることに。次男が育児用ミルクを飲み終え、長男に「もう帰るよ」と伝えても、まったく遊びをやめない長男。
長男が「あと10回すべり台が終わったら」と言うので、私も一緒にカウントしましたが、長男は10回すべったあともすべり台に登っていきました。再度、私が「もう帰るからすべり台おしまいね」と言ったところで、長男のかんしゃくが発動。
ある女性がやってきて……!?
長男は「もっと遊びたかった」と泣き叫んでいましたが、夕食やお風呂の時間を考えるとタイムリミット。私は泣いて暴れるはだしの長男を抱きかかえ、「はだしだし、長男重いし、どうやって車まで行こう……」と思っていました。
すると、3歳くらいの女の子を連れた女性が「大丈夫ですか? 何か手伝いますか?」と、声をかけてくれました。
丁重にお断りしましたが、その女性は「じゃあせめて靴だけでも! ね、靴履いてたら何とかなるから」と、暴れる長男に靴を履かせてくれたのです。
長男が暴れていたので、その女性を何度か蹴飛ばしてしまったのですが、女性は「全然大丈夫です! 私も気持ちわかりますから」と、言ってくれたのです。女性が靴を履かせてくれたおかげで、私は何度か長男を床に下ろしながらも、無事に車までたどり着くことができました。大暴れする子どもを抱きかかえる私に、声をかけるのにもとても勇気がいったと思いますが、あのときの女性がしてくれたことは、本当に神対応でした。
著者:吉川みきな/30代女性・看護師。2008年生まれの女の子と2018年生まれ、2022年生まれの男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています