ドアの向こうから聞こえる私の悪口
子どもたちは義父母が大好き。義実家へ泊まりに行くことをいつも楽しみにしているし、私も義実家へ泊まることに抵抗はありませんでした。当時、3歳と2歳になったばかりの子どもたちを連れて義実家へ泊まったときのことです。2人ともイヤイヤ期で、私は常にイライラ。今振り返ってみると、心に余裕がなかった時期だと思います。
子どもたちを寝かしつけて自分も寝ようとしていたとき、ドアの向こうで義父母の会話が聞こえてきました。
「さっきも無視したよ。せっかく話しかけているのに」「子どもに手がかかるからって……もう少し気を使えないのか」
すぐに自分のことだとわかりました。義母に話しかけられたとき、子どもたち2人が同時に大泣きしていて、私は子どもをなだめるのに必死でした。泣き続ける子どもにイライラし、義母の話が聞こえていないふりをしていたのです。
これ以上自分の悪口を聞きたくなくて、「おやすみなさい」とドア越しに伝えてその場を離れました。義父母は会話が聞こえていることに気づいたかもしれませんし、まったく気づいていないかもしれません。私は悲しくて暗い気持ちで眠りにつきました。
次の日の朝、義父母は普段通り接してくれています。気まずいと思いつつも、私も気にしないようにと考え直して普段通り過ごしました。
義父母との関係は良好だと思っていたのに、悪く言われるのはショックでしたが、私も悪いところがあるのでとても反省しました。このことがなかったら私はやさしい義父母に甘え、もっと失礼な態度をとっていたかもしれません。いくら仲が良くても、親戚との付き合い方は気をつけようと思った出来事でした。
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著者:今井まい
6歳息子と4歳娘、夫と犬の4人+1匹暮らし。薬剤師として働くママ。モットーは子どもと一緒に学び続けること。自然科学を中心とした体験重視の知育や、働くママのための記事を中心にライターとして活動中。