わが家の次女は内弁慶タイプ。自宅ではおしゃべりなのですが、保育園では大人しくなってしまいます。気を遣うのか、保育園を嫌がることもしばしば。そんな次女の成長した姿に感動したエピソードをお伝えします。
保育園に行くことを嫌がる次女
わが家の次女は小さいころの私に似たのか、内弁慶です。自宅ではおしゃべりで気が強いのですが、保育園に行くと動きもスローになり、大人しい子になります。朝も機嫌が悪く「保育園、行きたくない!」と毎朝言うので、保育園へ連れて行くのが大変でした。
先生にも次女のことを相談し、サポートしていただきましたが毎日四苦八苦。とくに保育園に通い始めたころや年度替わり、学期初めなどは「行かない!」と激しく抵抗していました。
音楽会は「舞台上で泣くのでは」とハラハラ
保育園によっていろいろな行事がありますが、次女が通っている保育園の行事のなかで最も心配だったのが、毎年恒例の音楽会。舞台上で楽器演奏や劇を発表する必要があり、保育園のみだけでなく自宅でも練習を頻繁におこなうという日々でした。
次女は練習が大変になってくると、「音楽会には出ない! 保育園にも行かない!」と言っていました。そのため、上手に発表できるかどうかも心配なうえに、舞台上で泣いてしまうかもしれないとハラハラしていました。
上手に演奏や演技をしている次女の姿に感動!
練習は大変ではあったものの、だんだんとみんなで一緒のことをする楽しさを知ったのか、次女は音楽会の日を楽しみにしている様子でした。音楽会の会場は、広いホール。大人でも緊張しそうな環境で、発表が始まるまでは私もドキドキしていました。
しかし、実際に発表が始まると、次女の表情は多少強張ってはいたものの、流れを覚えていましたし、しっかりと発表ができていたのです。そのがんばっている姿に、思わず涙が出ました。終了後は本人も喜んでいて、感動的な音楽会となりました。
子どもは吸収力があり、大変なことも毎日一生懸命がんばっているんだなと、音楽会を通して強く感じました。子どもの成長を通して感動し、私にもまたがんばろうという元気が沸いてきます。
著者:石原みどり
知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。