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言葉で伝えることができない子どもとのコミュニケーション方法

娘は「低酸素脳症」の影響で言語障害があり、9歳の今でも発語がありません。小さいころは、意思を伝えられず泣き喚く日々。そのうちジェスチャーで伝えてくれるようになり、文字を覚えると、ボタンを押して音が出る機械を使ったり、文字を書いたりして気持ちを表現してくれるようになりました。発声もがんばり続け、最近、少し言葉らしくなってきました。

 

こんにちは。ママライターの石原みどりです。娘は言語障害を持っており、言葉で意思を伝えることができません。そのため、小さいころは泣いてばかりで大変でした。今回は、試行錯誤しながら工夫していった娘とのコミュニケーション方法について、お伝えしたいと思います。

 

言葉で伝えられない幼児期

娘は難産で生まれ、NICUに入院しました。退院時のMRIで、脳が萎縮しており「低酸素脳症」との診断を受けました。けれども発育は順調で、1歳過ぎには歩けるようになりました。ただ気になったのは、飲みこぼしや食べこぼしがひどかったことです。

 

また、笑い声と泣き声は出ていたのですが、喃語が出ず、2歳になっても発語はありませんでした。そのため、思いを理解してあげられず、泣き喚くことが多く、お互いにつらい毎日でした。

 

ジェスチャーで意思表示ができるように

2歳を過ぎると「おなかすいた」「おいしい」など、ジェスチャーで伝えてくれるようになりました。また、こちらからいろいろ質問することに対し、首を縦や横に振って答えてくれるようになり、少し楽になりました。

 

けれども細かい点は気持ちをわかってあげられず、相変わらず何度も泣く日々。そのうち下の子ができると、だんだんお姉ちゃんになる自覚が出てきて、精神的にも大人になったと感じました。

 

道具を使ってのコミュニケーション

言葉で伝えられない分、表情が豊かになりました。また、本人の伝えたい気持ちが強くなり、文字を一生懸命覚えました。

 

ひらがなの絵本を毎晩読み聞かせ、はっきりはしないものの、子どもにも発声して読んでもらうと、3歳でほぼひらがなを読めるようになり、4歳でひらがなとカタカナが書けるようになりました。最初は、文字を押すと音が出る機械を使い、そのうち文字を書いて意思表示をしてくれるようになると、気持ちも安定しました。

 

 

娘を通して、言葉を発するのにもいろんな機能が関係しているのだなと感じます。9歳の今でも発語はありませんが、一生懸命発声をがんばり、それらしく聴こえるようになってきています。(TEXT:ママライター石原みどり)

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