いつも笑顔でとても優しいおじさん。M子さんによく声をかけてくれ、小学校に上がりたての頃には、鍵を忘れて困っていると管理人室の中で待たせてくれました。
マンションの子どもたちもおじさんのことが大好きで、大人たちもいつもおじさんのことを褒めてたのに……。
小学5年生の夏休みに感じ始めた違和感
M子さんがマンションの公園で遊んでいると、小学校の友達のB子ちゃんと A美ちゃんに「いきなりだけど、M子ちゃんってここのマンションに住んでたよね?」声をかけられます。
「うん、そうだけど……」M子さんが答えると、
「じゃあ、あの管理人さん知ってる?」とB子ちゃん。
知っていると答えると「あの管理人さんね、なんか変だよ……」と言うのです。
「変って何が?」M子さんが聞き返すと、
「私たちね……」2人は話し出しました。
M子さんのマンションの前を歩いていたら管理人さんに「ケーキがあるけど食べる?」と声をかけられ、管理人室へ行くと……、
管理人さんが「暑いでしょ?」と聞いてきたそうです。
「うん、少しだけ」B子ちゃんが答えると、
「脱いじゃえば?」と言われたことを伝えられました。
マンションに住んでもいない女の子たちを管理人室に呼び、ケーキを食べさせるのはおかしいですよね。さらに、高学年の女の子に暑いなら脱いじゃえばと言うことも普通ならあり得ません。皆さんは知らない人から話しかけられた時の対応を、子どもにどのように教えていますか?