ママ友とは距離を取りたい私
私は、「ママ友」という関係を築くことの必要性を感じていませんでした。なぜなら私は休みの日も仕事が忙しく、ママ友との関係が負担になると思っていたからです。娘が保育園に通っていたときは、ママ友の連絡先を交換したこともなくあいさつ程度だったので、良い距離感だと感じていたのですが……。
次々と決まる企画
娘が幼稚園へ通い始めて数カ月が経ったとき、1人のママに連絡先を交換しましょうと言われました。その理由は、クラスの中の男の子が引っ越しをするので色紙のプレゼントをするという連絡のためでした。
そのママは、クラス全員の連絡先を聞いてチャットグループを作成。色紙について他のママも意見を出す中で、こんなメッセージが届いたのです。それは、「来週末、幼稚園の近くの公園にみんなで集まってお別れ会をしよう」という内容でした。数日前に決まったこともあり、仕事のため参加ができないことを丁重にお伝えしました。
さらに、その数カ月後には「退職される先生の色紙をみんなで集まって作ろう」という企画が決まっていたのです。私は、仕事があるので再度お断りすることに。行けなくて申し訳ないと思う反面、仕事がある身としては、いつの間にか企画内容や日程がどんどん決まっていくことに違和感を覚えたのも事実です。
そんな私は、いろいろ考えた結果、先生への色紙作りの集まりに参加できないことと同時に「休日も仕事のため参加できないことが多くなります」とメッセージを送ることに。ママ友との付き合いに1線を引いた方が良いと考えたのです。
チャットグループで今後も参加が難しいことを伝えたことにより、他のママに休日に集まることが難しいママなんだと認識してもらうことができました。今でも、ママたちとはあいさつや数分の立ち話程度で、自分に負担が少ないお付き合いの仕方をしています。ちょうどよい距離感でお付き合いができるようになり、思い切ってメッセージを送って良かったなと思っています。
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イラスト/海乃けだま
著者:本田りか
天真らんまんな4歳の娘と、やんちゃで甘えん坊な2歳の息子を育てているコスメ大好きママ。営業事務の仕事をしながらライターとしても活動中。