迷惑をかけてはいけないというプレッシャーに
彼の悲鳴の理由はシーツについた経血。生理予定日よりも早めに生理がきてしまったみわ柴ちゃんさんは、ナプキンをつけておらず経血が漏れてしまったのでした。
事情を説明すると彼は「けがや病気じゃなくてよかった」と言ってくれましたが、みわ柴ちゃんさんにはその言葉がひっかかります。実は昔、母や保健の先生に、生理痛を訴えても聞き入れてもらえなかった経験があったのです……。
鎮痛剤を服用しても痛みはなかなか治まらず、座っていてもつらい状態だったみわ柴ちゃんさんに、ハルくんから「このあと、出かけよう!」という提案が。正直、「今日は家でゆっくりしたい」という気持ちだったものの、夕食も作れずシーツまで汚してしまった罪悪感から、みわ柴ちゃんさんは「家で休みたい」と言えません。食事を作らなくてもいいよう外食を提案してくれる彼のやさしさなのだと感じたみわ柴ちゃんさんは、無理をして出かけることになりました。
過去に親や保健の先生から言われた「生理は病気じゃない」という言葉は、みわ柴ちゃんさんにとってプレッシャーとなってしまっていたようですね。つらいけれど、休むことに負い目を感じてしまったり、頑張らなくてはと無理をしてしまったり……。同じような経験がある方もいるのではないでしょうか。
生理の症状は人それぞれで、同じ女性同士でも理解し合うのが難しいデリケートな問題です。そのこともあって、特に男性にわかってもらうのはよりハードルが高いものなのかもしれません。ゆっくりでも知識と理解を深めてもらえるよう話し合いができるといいですね。
監修/助産師 松田玲子
みわ柴ちゃんさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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