厳しいけれど母親のような広い心を持っているパートリーダーの堂元さんに指導を受けながら、慣れない仕事を頑張って覚えようとしている上田さん。
そんな上田さんに「何で製造加工部門を選んだの?」と聞いてきた同僚の日野さん。実は製造加工部門よりもレジ部門のほうが時給が高く、金銭的にはレジ部門を希望したほうが良いのだそうです。
「お客様は神様!」
仕事にも慣れてきたある日、同じパートの日野さんから製造加工部門を選んだ理由を聞かれました。
私はレジでも製造加工でも何でも良く、面接時にはそのように伝えていました。そこで、まず接客テストを受けることに。
レジではお客様からの問い合わせに対応することも多々あるので、そのときのことを想定しながらロールプレイをすることになりました。
面接をしてくれていた店長がお客様役となり、返品の依頼をしてきました。途中で「お客様は神様! だろうが?」と高圧的な演技をされました。
お客様の中にはこういう人もいるのでしょう……穏便に済ませたほうがいいのかもしれませんが、私は「お客様は一般消費者様です」とひと言。
思っていることを正直に言ったところ、店長を困らせてしまいました(笑)。
私にはレジやサービスカウンターで接客するのは向いていないと判断され、製造加工部門に配属されることになったのでした。
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接客業をする上で、高圧的な人やクレーマーとの遭遇は避けたくても避けられないもの。上田さんのようにうまく言い返すことができればいいのですが……なかなか難しいものですよね。
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