「幻滅されるかも」初デート中にまさかの事態。「嫌われる」覚悟で彼に打ち明けると？

いい感じの彼と初めてのデート。その日はお昼に待ち合わせをして、1日ゆっくりお出かけをする計画を立てていました。ランチを済ませ、ショッピングをし、楽しく過ごしているとき、私はなんだか徐々におなかに痛みを感じるように。「嫌な予感がする……」と思っている中、夕方ごろトイレへ行くとショーツにべったりと赤い経血がついていました。

「まだ生理予定日じゃないのに、最悪！」。このとき、ナプキンを持っていなかったため、私はトイレ内に生理用品の販売機がないか探しましたが、残念ながら見当たりませんでした。

初デート中なのに急な生理、しかもナプキンはない。この最悪な事態に、私は泣きたい気持ちでいっぱいに……。そして何よりナプキンを手に入れないとと思った私は、恥ずかしながらも、彼に正直に打ち明けることにしたのです。

「今、生理になってしまったの。ナプキンを買いたいから薬局に行きたくて……。このあと、どうする？」と。

私はこのまま解散になってしまうんだろうなと思っていました。しかし彼は「大丈夫？ 一緒に薬局へ行くよ！ それとも俺が買ってくるから待ってる？」と私の体調を気づかってくれたのです。

まさかの反応に私は驚いてしまいましたが、結局彼と一緒に薬局へ行き、ナプキンを購入。このあとどうしようかと思っていると、彼は「体調は大丈夫？ もしよければまだ一緒にいたいから、俺の家で休まない？」と言ってくれたのです。私自身も、まだ彼と一緒にいたかったこともあり、彼の家にお邪魔することにしました。

家へ着くと、彼は私の体が冷えないようにブランケットを貸してくれたり、温かい飲み物を入れてくれたりと、生理中の私をたくさん労ってくれました。初デートで生理になるなんて最悪だと思っていましたが、彼のおかげでゆっくりと楽しむことができました。

生理になったことを初デート中の彼に伝えるのは恥ずかしく、勇気のいることでした。はじめは生理になったことを隠して体調不良を理由に帰ろうかとも思ったのですが、彼がやさしく対応してくれ、正直に話してよかったなと感じました。今まで以上に彼に惚れ直した一件です。

著者／宮田しほり
作画／ちゃこ
監修／助産師 松田玲子