みなさんは「水いぼ」を知っていますか? 水いぼはプールの季節などに流行する症状で、私の娘も1歳半ごろに発症したことがありました。今日は、そのときの娘の症状や治療までの経過を体験談としてお伝えできればと思います。
脇の下から広がっていった「水いぼ」
あるとき、1歳半ごろの娘の脇の下にプツプツとした小さいふくらみができ、だんだんと数が増え、おなかにも広がっていきました。
なんの症状だろうと不審に思い、皮膚科を受診すると「水いぼ」との診断。後日、改めて治療をすることになりました。治療の前には魔法のシールとも呼ばれている「局所麻酔のテープ」を貼り、先生に水いぼをつぶす処置をしてもらいました。
「水いぼ」はなかなかしつこい!
先生に水いぼをつぶしてもらっている間、テープの効果で娘に痛みはないはずなのにいやがって暴れていました。処置が終わると紫色の塗り薬が処方され、毎日お風呂あがりに綿棒で薬を塗るよう指導されました。
娘は首にも水いぼがあったため、紫色の薬を塗ると非常に目立ちました。そこで、あえてハートの形に薬を塗るなどして、楽しみながら治療を続けました。薬を塗ったところは乾燥し、水いぼの治りが早くなりましたが、新たな水いぼの発生を止めることはできませんでした。水いぼは、免疫ができあがるまでなかなか完治しないのだそうです。
「水いぼ」の完治に5カ月かかった!
すべての水いぼがなくなるまで、5カ月ほどかかりました。感染を防ぐために保育園のプールには入れず、水遊びが大好きな娘は残念そうにしていたため、自宅で水遊びをさせてあげました。
4カ月ほど経ったころ、ハト麦茶に含まれるヨクイニンという成分が水いぼに効くという話を聞き、ノンカフェインのハト麦茶を与えることも。その後も治療を続け、5カ月ほどで完治しました。
集団生活をしているとうつることが多い水いぼとの戦いは、想像していたよりも長いものとなりました。厄介な水いぼの治療方法は、医師によっても見解が異なるようです。水いぼに関してさまざまな考え方があるのですね。水いぼにかかってしまったときは、その子に合った治療方法を医師と相談することをおすすめします。
著者:斉藤あや
大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。