赤ちゃんの心拍が確認できて、母子健康手帳ももらい、少しは安心して過ごせるようになったみかんさん。しかし、「夫婦」というチームで、最初から一緒に育児に取り組みたいと思っていたみかんさんでしたが、夫に育休取得を提案すると何とも渋い表情をされてしまいました。どうやら里帰り出産が当たり前だと考えていたようです。また、分娩方法についても簡単に「無痛にしたら?」と言われましたが、分娩方法によって産む場所の選択肢が変わるということもピンときていない様子。みかんさんは、出産をまるで他人事のように考えている夫の態度にモヤモヤしてしまい……!?
一緒に育児に取り組める時間を大事にしたい
里帰り出産をするのか、育休を取得するのかなど、いざ妊娠すると出産までに考えておかなくてはいけないことが山積みです。それぞれ具体的に話をしていく中で、思っていた以上に夫とのギャップを感じてしまうみかんさん。出産がゴールではなく、その先には育児も待っています。今からこんな状態で大丈夫なのかと少し不安になってしまうのでした。
結局、里帰り出産をする方向で産院を探すことにしましたが、周辺の状況から和痛や無痛での分娩はあきらめることに……。それでも、いいニュースはありました。つらかったつわりがついに終わりを迎えたのです。食事もようやくおいしく食べられるようになり、時おり胎動も感じるようになったのでした。
みなさんの中にも、夫が考えていることや抱えている気持ちにギャップを感じたことがあるという人もいるのではないでしょうか。一緒に考えてほしいことや不安なことは、みかんさんのように言葉にして伝えることも大切かもしれません。
体の変化を実感しながら、限られたマタニティライフを楽しむみかんさん。胎動を感じるようになると、おなかに向かって話しかけたり反応を待ってみたり、まだ見ぬわが子とのコミュニケーションもより楽しくなりそうですね。
監修/助産師 松田玲子