食べたくない!2歳児の心境変化のきっかけは?
母乳をよく飲み、離乳食もよく食べていた息子は、1歳半を過ぎて幼児食が始まってからも、好き嫌いをする子ではありませんでした。そのため、息子の食事に関する悩みを抱えることなく、すくすく育つ姿に喜びを感じていました。
2歳を過ぎると食べられる食材の幅が広がり、料理もラクになってきたと感じるように。ところが2歳半ごろから、急にごはんに手をつけなくなったのです。仕方がないので私が息子の口元へスプーンを近付けるも顔を背けます。息子の好物に変えても反応なく、大好きなふりかけをご飯にかけても食べたがらない息子。余裕のなくなった私は、罪悪感を抱きながら「ごはんを食べない子は公園にも行けないよ!」などと、脅すような方法で食べさせるように。
そんなある日、ごはんを食べてくれない悩みを抱えたまま外食する機会がありました。牛丼チェーン店で息子に「お子様とりそぼろ丼」を注文すると、自ら食べ始めたのです。さらに笑顔で「おかわりください」と意思表示まで! これにはびっくりし、喜びのあまり涙が出そうに。普段と違う環境だったことや息子好みの味付けだったことから、食べてくれたようです。これ以降、家での食事を少し甘めにするなど、息子好みの味付けに変えたことでごはんを食べるようになりました。
2歳も後半にさしかかり、心身ともに大きく成長した息子。冷静になって考えると、ごはんを食べないからと厳しく接していたことが良くなかったのかもしれません。今後は食事環境や味に変化を加えるなどし、たくさん食べてくれるよう工夫していこうと思います。
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作画/becomachi85
著者:上川ようこ
車が大好きな2歳男児の育児に奮闘する母。表情豊かでおしゃべりじょうずな息子の一挙手一投足に日々癒やされたり、イライラさせられたりしている。