義母vs娘のバトル
5歳の娘は、落ち着いた色やシンプルな装飾の服を好むようになりました。一方義母はリボンやフリルの多い、ピンクや水色の服を娘に着させようとします。
義母は自分好みの服を娘に買ってきては、「今度これ着ておばあちゃんとお出かけしようね!」と誘いますが、娘は「その服じゃなければ一緒にお出かけする!」と反発。2人の服の好みが交わることはありませんでした。
大人げない義母の発言に唖然
ある日、義実家へ遊びに行ったときに、義母の友人が訪ねてきました。その友人が「お洋服とか買ってあげるの楽しいでしょ」と言うと、義母は「そうだ! また娘ちゃんに買ったの!」と懲りずにピンクのリボンがかわいらしい洋服を出してきました。
一目見て娘は「やだ!」と拒否。友人の手前恥ずかしさもあったのか、義母はいつもよりしつこく、「着てよ! かわいいよ!」と言いますが、余計に娘もつっぱねます。ヒートアップしていく2人を、義母の友人とハラハラしながら見ていたときでした。
義母が「もう! おばあちゃんの服着ない子は、お誕生日プレゼントもサンタさんのプレゼントもないんだからね!」と言ったのです。
これを聞いて娘は大泣き。「うわぁあん、ごめんなさーい!!」と言う娘を前に、義母はやりすぎたと感じたのか、しまったという顔で「あ、違うの! 違うの娘ちゃん!」と言いながらオロオロしていました。
娘が落ち着いた後、義母は娘に謝罪。娘はおずおずと私に「おばあちゃんの服、着なくてもいいの?」と聞いてくるので「好きな服を着ていいんだよ」と教えました。義母は大反省したようで、これ以降、自分の服の好みを娘に押し付けることは少なくなり、私も少しホッとしています。
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イラスト/ふくふく
著者:山口花
田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。