こんにちは。ママライターの半田あきらです。「出産前に歯医者に行っておけばよかった」とはよく聞く話ですよね。実際、私もきちんと妊娠初期から歯医者に通い、妊娠7カ月までには治療を終わらせてはいました。しかし、臨月に入ってしばらくしたある日、奥歯が欠けてしまったのです。
治療は済んでいたのに突然欠けた歯
仕事も休みに入り、あとは出産を待つだけとなっていたある日。突然欠けた歯は黒ずんでいるわけでもなく、痛いというわけでもありませんでした。しかし、奥歯にぽっかり空いた穴には食べ物は詰まりやすくなり、欠けた部分がとがってしまっていたので、舌が傷付きそうで放置することもできませんでした。
とりあえず歯科に連絡すると、「すぐに来てください」とのこと。この時点でおなかはまんまるの大きな状態でした。あとになって振り返ってみると、出産3日前のできごとでした。
大きなおなかでの仰向けはつらい!
歯科を受診したところ、やはり「虫歯ではない」とのこと。詰め物をしてあった部分の歯が欠けてしまっただけだという診断でした。
この日に生まれてもおかしくないようなおなかだったため、とりあえず詰め物だけをしてもらうことに。
このとき、何が大変だったかというと、欠けた歯でも、傷付いてしまう舌でもなく、治療のために大きなおなかで仰向けになることでした。
出産の際も歯は大事!
「出産するときには、歯を食いしばって踏ん張るから、歯が欠けたままではなくてよかった」と歯医者さん。私自身は「舌が痛いし、食べにくいから」と、さほどあせらず治療に行き、出産時のいきみのことはまったく念頭にありませんでした。
実際に出産を終えてみて、歯の治療をせずに挑んでいたら……と思うと、治療しておいてよかったです。産後1カ月は育児に忙しく、ほとんど外出できなかったこともあり、すぐに歯科に連絡してよかったと思いました。
その後、改めてパパに子どもを預けて、再び歯の治療を行いました。出産直前だとしても、歯の異常に気付いたら、「どうせ治療はできない」などとは思わず、とにかく歯科に相談してみてくださいね。(TEXT:ママライター半田あきら)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。