その行動に怒りを覚えた加奈子は、心の中で"あの人はいらない"と強く決意すると、翌日銀行へ向かうことに。銀行に到着し、受付の女性に宝くじに当たったことを伝えると、「別室にご案内しますので、お待ちください」と言われた加奈子。
席に座って待っていると、突然夫が声を掛けてきました。なぜここにいるのか質問をすると、夫からは「加奈子の様子がおかしかったから、会社を休んで見守っていた」という答えが返ってきました。
さらに、夫は突然「俺主夫になる」と宣言したかと思うと、「会社を辞めれば加奈子と俺は対等だ」と言い出してきました。そして、最後に「お金の余裕があるみたいだし」と言いながら、怪しい表情で加奈子を見つめてきて……?
怪しい瞳で見つめる夫。妻の反応は…?
夫の手を勢いよくバシッと放した加奈子。
「うん、やっぱり何か隠してるな?」
「お前さ、銀行に何しに来たんだ?
まさか……宝くじに当たったとか?」
そう言うと加奈子に疑いの眼差しを向ける夫。
「だって加奈子、宝くじ買ってたもんな?」
夫の言葉を聞いた加奈子は、
思わず表情がこわばってしまったのでした。
◇ ◇ ◇
夫は加奈子が何か隠していると勘づいていたものの、何を隠しているかまでは、辿り着けなかったようです。しかし、図星を言われてしまっているので、加奈子は大ピンチですね。夫の圧に負けて、本当のことを言ってしまわないといいのですが……。加奈子自身のためにも、何とか宝くじが高額当せんしたことは隠し通してほしいです。