私は流産を乗り越え、妊娠・出産することができました。妊娠中は熊本地震で被災。つわりのなか、車中泊をしたり、地震に耐えることができたのもすべてパパのおかげです。今回は、私の出産の様子とわが子に会えたときの気持ちをお伝えします。
流産後の妊娠……うれしかった
私は、2015年1月に初めて妊娠することができました。ところが、妊娠4カ月になる直前に、ストレスが原因で流産。私はひどく落ち込んでしまい、家に引きこもるようになってしまいました。
それでも、1年後にようやく妊娠することができ、とてもうれしかった気持ちを覚えています。検査薬で陽性反応が出たときは、うれしさのあまり泣いてしまいました。
長引く陣痛に丸一日付き添ってくれたパパ
妊娠中は熊本地震で被災し、つらい思いもしましたが、ようやく臨月を迎えることができ、わが子に会えるうれしさがだんだんと込み上げてきました。
出産予定日の夕方から陣痛が始まり、即入院となりました。産院では、「夜中には赤ちゃんに会えるかも」と言われましたが、その後、微弱陣痛へと変わり、陣痛は丸一日続きました。陣痛に耐える私のそばで、丸一日つきっきりで励ましてくれたパパのおかげで、長い陣痛に耐えることができました。
「生まれてきてくれてありがとう」
丸一日陣痛に耐え、ようやく子宮口が全開に。そこからいきむこと4~5回。やっとわが子に会うことができました。4,114gの元気な男の子でした。出産に立ち会ってくれたパパと一緒にわが子との対面ができ、うれしさが込み上げました。「生まれてきてくれて本当にありがとう」と言いたいです。
流産後にひどく落ち込んだこと、妊娠中に熊本地震で被災したこと、そして陣痛に丸一日耐えたことも、パパがいたから乗り越えられました。パパに対しても「本当にありがとう」という気持ちでいっぱいです。(TEXT:牧本彩佳)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。