現在、私は4人の子どもたちを育てています。4人の中でいちばん肌が弱い末息子は2歳。赤ちゃんのころから病院処方のクリームを毎日塗り続けています。それでも肌に関して困った症状があり、今でも予防し、対処しながら生活しています。
アトピーとは診断されず
2歳の末息子は赤ちゃんのころ、よだれや母乳で口周りがかぶれ、耳たぶの付け根が切れて化膿したり、肘などの関節の内側がガサガサしてかぶれていました。
アトピーかと思い病院に行っても診断が付かず、保湿クリームとかゆみ止め、ステロイドをいつも処方され、使用していました。1歳半を過ぎてようやく、肌がきれいに治ってきたように思います。
寝つくころに体をかゆみが出る
1歳半を過ぎ、肌のかぶれも落ち着いてきたころに、昼間はまったくかゆそうにしていないのに、夜、眠りに入るときに体中をかゆそうにするようになりました。寝入っても体がかゆいようで頻繁に泣き、クリームを塗るため、親子とも寝不足な毎日に。
あるとき、寝るときのかゆみについて調べてみると「温熱じんましん」という言葉が目に留まりました。症状を確認すると、息子の症状にぴったりと当てはまっていました。
かゆみの予防法
温熱じんましんでは、お風呂に入ったときなど、体が温まるとかゆみが出るそう。息子の場合は、湯船に浸かった部分をいつもかゆそうにしていました。
かゆみの予防法として、湯船のお湯の温度は温めに、浸かる時間は短くすること。寝入るときだけ布団をかけないなどの方法を試しました。わが家では、お湯の温度を38℃に設定し、季節にもよりますが寝付くときにはほとんど布団はかけないようにしています。湯船で遊んでしまって長風呂になったときは、夜かゆみが出てしまうので、クリームを塗りながら寝かせています。
だいぶ寝付くときにかゆみが出ることも減りましたが、肌が弱いためか、完全には治っていません。少しでも熟睡できるよう、これからも予防しながら、いろいろと試行錯誤をしていきたいと思っています。
著者:武山あゆみ
三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。