治療には副作用が?
婦人科へ行き、これまでのことを相談すると、医師からPMS(月経前症候群)の診断を受けたみわ柴ちゃんさん。
治療として低用量ピルの服用をすすめられました。前向きに考えていると、医師から「副作用」の話があり……。
※生理前症候群…正しくは月経前症候群と言い、生理が始まる3日~10日の間、心や体に不調が現れる症状で、生理開始とともに軽快ないし消失するものを言います。
低用量ピルの副作用には、不正出血、吐き気、頭痛、血栓症などが挙げられます。特に血栓症というと少し不安になってしまいますが、日本産科婦人科学会では、海外の疫病調査によると低用量ピルの服用での血栓症発症は、1万人あたり3~9人と報告されているようです。人それぞれの体の状況もあるものなので、メリット、デメリットをしっかり把握したうえで、医師と相談して服用できるのか、するかどうかを決めることが大切ですね。また、みわ柴ちゃんさんのように定期的な血液検査も大事なことです。
低用量ピルの服用による治療ももちろんですが、作中の医師は「一番大切なのは自分と周囲の理解」だと続けます。そして、服薬の件を相談するためにも彼と一緒に来院することをすすめてくれました。生理予定日をはじめ、生理症状などを共有することが最も重要なのだそうです。医師の言葉に、「自分がPMSのことを知らなかったように、ハルくんもまったく知らないはず」と感じたみわ柴ちゃんさん。帰ったらしっかり説明しようと心に決めて病院をあとにしたのでした。
PMSはホルモンバランスの影響と考えられているからこそ、できるだけストレスなく過ごせることが理想なのかもしれません。だからこそ特にパートナーには共有し、理解してもらえたらうれしいですよね。婦人科を受診し、みわ柴ちゃんさんが、自分の症状をハルくんに話すことを決心できてよかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
みわ柴ちゃんさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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