久しぶりの温泉旅行
ある日、親族で温泉旅行に行くことになりました。新型コロナウイルス感染症の流行があったため、旅行は2年ぶり。久しぶりの旅行で私は浮かれていました。
旅館に到着すると、部屋でゆっくりする暇もなく、荷物を置いてすぐに今回の旅行のメインであるお風呂へ向かいました。
ゆっくりしたかったのですが、母と兄の子どもたちと一緒にお風呂に入ったので、子どもたちの面倒を見るので精いっぱい。お風呂から上がってからも、ずっとバタバタしっぱなしで、子どもたちのお世話に追われていました。
自動販売機で売っていたのは
脱衣所で親戚の子どもたちの髪を乾かしているとき、私は鏡越しに大きなピンクの自動販売機が置いてあることに気がつきました。最初は、フルーツオレやいちごミルクなどのドリンクが売っているのだろうなと思っていたのですが……。
自動販売機の近くに寄ってみると、そこで売っていたのはドリンクではなく、なんと生理用品でした! 生理用品の自動販売機を見たことがなかった私は初めての光景にびっくり。
ナプキンやタンポンなどが売っていたのですが、タンポン1つとってもさまざまな種類の商品が販売されていました。中には、売り切れになっている商品もあって利用している人は多いよう。
新たな発見
タンポンをつけて温泉に入るためだけに、自動販売機が設置されているわけではないと思うのですが、「売り切れていたということは、タンポンを入れて温泉に入る人もいるということなのかな」と思いました。
私は普段から生理中であってもタンポンは使用していないため、タンポン自体に少し抵抗があったのですが、経血量が多くない生理の日に、生理中の入浴が禁止されいない施設で「どうしても温泉につかりたい!」と思った場合には、タンポンの使用を考えてみてもいいのかなという気持ちになりました。
生理用品の自動販売機を初めて見て、私はとても驚きました。私が訪れた温泉に設置されていた自動販売機にはさまざまな種類の生理用品が置いてあったため、「急に生理用品が必要になったときでも、自分に合った生理用品が買えてとても便利だな」と感じました。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
※生理中の腟内はとてもデリケートで、免疫機能も低下しているため、ウイルスや雑菌が侵入しやすく病気を引き起こすリスクが高くなっています。また、経血で汚れる可能性もあるため、生理中の温泉やプールの利用はできるだけ避けましょう。
著者/ハラセライ
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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