私が3人目の妊娠中に勤務していた会社はとても小さく、社員はほとんどリモートワークという環境でした。そのため、私が初めての育休申請者。会社の書類も自分の書類もほぼすべて自分で用意して対応していました。育休申請は、自分で、そして自宅でもできるんです。
まずは制度の概略を理解する
勤務する会社は違えど、3人目の妊娠中ということで、私にとって今回は3回目の育休申請です。そのため、なんとなく個人側の申請方法は記憶があるので対応できそうでしたが、会社側で行わなければならないことや準備する書類がわからない、という状況でした。
妊娠中からハローワークに電話したり、社労士に確認したりして、事前に準備とともに理解を深めるようにしていました。
必要な書類はほぼ全て自分で作成
会社初の育休申請ということに加え、ほかの社員の方は激務という職場です。そのため、必要書類の用意から作成まで自分で行い、会社側の作業は署名・捺印だけにしました。自分で行える作業はすべて対応し、ほかの社員の方の工数をかけないようにしたのです。
このことによって会社側に「育休申請作業はそれほど大変ではない」という印象を与えたようで、私のあとに育休を取得した後輩が出たといううれしいニュースもありました。
会社にもハローワークにも出向かず手続き
会社も管轄のハローワークも自宅から遠方だったため、生後間もない子どもを連れて行くことが少し困難でした。そのため、申請書類のやりとりはすべて郵送対応で済ませました。ただし、重要な書類だったため、配達状況を追跡できる方法で発送するなど、紛失しないような対策が必要です。
実際、何度か書類の所在が不明になったことがありましたが、特定記録郵便で郵送していたため、無事見つかったということがありました。
当初は「育休取得の前例がないし、厳しいかも……」とあきらめていました。でも、会社の理解や周りの協力のおかげで無事に取得することができました。ハローワークでも、ていねいにいろいろと教えてくれますよ。(TEXT:ママライター東慶子)