ドライブ中、おなかに激痛が…
「ドライブデート」は、私たちカップルにとって生理中のデートの定番です。彼が「万全の体調ではないときに、長時間外を歩かなくてもいいように」と提案してくれたことがきっかけでした。
生理中のドライブデートでは、彼の車のシートを汚さないよう自前の座布団を持ち込み、事前に鎮痛薬を飲んでからデートに臨むようにしています。
しかし、生理中のある日、事前に薬を飲んでいたにもかかわらず、デート中に激しい生理痛に襲われたのです!
そのとき、車はちょうど高速道路を走っていて、ゴツンゴツンと一定の間隔で車が揺れるたびに、振動に合わせておなかがズキズキと痛みました。
彼のやさしさ
黙り込んでしまった私の異変に気づいた彼が「サービスエリアに車を止めて休もう」と言ってくれたのですが、まだ痛みを我慢できると思った私は「ううん、大丈夫!」と答えてしまって……。
しかし、時間が経つにつれておなかの痛みはどんどん増していきます。ついに、痛みがピークに達した私は「ごめん、生理痛がひどいから次のサービスエリアで少し休みたい」と彼にお願いしました。
すると彼は「えっ!」と大きな声を上げ、「今サービスエリアを通り過ぎたところだから、少し走らないと難しいかも」と言いました。彼が「休む?」と聞いてくれたときに断ってしまったため、サービスエリアがしばらくないのは仕方がない、と私は思ったのですが、彼は「ごめん! 次は絶対止まるから」と謝ってくれて……。
彼は悪くないのに、私を気づかった言葉をかけてくれて、とてもうれしかったです。
サービスエリアを発見!
そこからは、2人で必死に案内標識に目を凝らしてサービスエリアを探しました。
すると、少し走ったところにサービスエリアが現れてひと安心! 駐車場に車を停めて、シートを倒して横になると生理痛は治まりました。30分ほど休むと気分もよくなりましたが、その日は大事を取ることにしてドライブデートは中止に。
彼は、帰り道に何度も「本当にもう生理痛は平気?」と心配してくれました。彼のやさしさに触れることができたドライブデートになりました。
生理中のドライブデートは今も継続していますが、このときの失敗を生かし、少しでもおなかに違和感があったら、正直に彼に伝えて、お家デートに切り替えるようにしています。
著者/ごとうゆき
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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