こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食にほうれん草、小松菜、キャベツなどの葉物野菜を取り入れると、緑色がいろどりのアクセントになりますね。今日は、離乳食に葉物野菜を使うときの調理方法や注意点をお話しします。
時期によって食べられる部位が違う
葉物野菜とひとことで言いますが、実は時期によって食べられる部位が違います。
・離乳食初期・中期は葉の部分だけ
・離乳食後期・完了期から茎の部分もチャレンジ!
葉物野菜を調理するとき気を付けること
離乳食に葉物を使う場合は以下を心がけましょう
・しんなりクタクタになるまで湯がく(煮込む)
・繊維が食べにくい場合は月齢の目安より細かく調理する
とくに、ほうれん草は下茹でしてあく抜きすると食べやすくなります。
葉物野菜を食べやすくするには?
しんなりクタクタに湯がいても、細かく切っても、葉物野菜は「べぇー」と赤ちゃんのお口から出てくることがあります。無理強いはしなくていいですが、そんなときは、メニューに少々工夫をしてみましょう。
ほかの食材と合わせる
葉物野菜を食べやすくしてくれる食材と合わせてみましょう。おかゆ・じゃがいも・さつまいも・かぼちゃなどに混ぜると、葉物野菜は食べやすくなります。また、うちの息子は汁物に入れると食べてくれました。もし、葉物野菜を舌触りや見た目で嫌がっている場合、まずは少ない量からチャレンジしましょう。
「お!さつまいもと混ぜたら食べた!」と思っても、次も欲張らず少量。じょじょに量を増やして食べられた経験を積んでください。
とろみをつける
舌触りをよくするためにはとろみ離乳食がぴったり。とろみをつけるには、片栗粉が定番ですが、おくらや納豆でもとろみがつけられます。私がおすすめするのはさつまいもとじゃがいもです。
1. 生のまますりおろす
2. やわらかく煮込んだ食材の中に入れ、混ぜながら煮込む
※生なのでしっかりと火を通してください
離乳食期は、さまざまな食材と初めて出会う時期です。いろいろな味や食感を楽しませてあげてくださいね!
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。