まさおの母・さおりさんにけがをしたことを報告し謝りましたが、さおりさんはメグさんとまりんを責めるのみ。まりんがなぜ引っかいたのかを気に掛ける素振りも見せません。
家にお邪魔していたことへのお礼もなく文句だけを言うさおりさんに、メグさんは適度な距離を置いて付き合おうと改めて思ったのでした。しかし翌日も遊びにやってきたまさおくん。迎えに来たさおりさんも家に上がりこみ、しばしのおしゃべりをすることになりました。
「猫怖かったんじゃないの?」
まりんとふれあう中で、すっかり猫好きになったさおりさん親子。しかしこれまで動物を飼ったことがなく、お世話をする自信がなかったので、自分で飼うのは躊躇していました。
それでもまさおくんと弟は、「猫を飼いたい」「お世話はする」と説得していました。あるとき里親募集を見つけたさおりさんは、子どもたちの熱意に根負けしたと同時に、自身の猫を飼いたい気持ちも相まって、子猫のリリーを家族に迎えたのでした。
不安そうな顔でさおりさんを見つけるメグさん。頭をよぎったのは、まさおくんがまりんに引っかかれたときのこと。ダメだと言われても寝ているまりんを抱き上げたまさおくんや、引っかかれたことにただただ激怒したさおりさんのことは忘れていません。
リリーがさおりさんの家で幸せに暮らせるのか、心配になってしまいますね。