「一緒には住めない」結婚前提で交際がスタート⇒しかし彼にはある驚きの事情があり？

告白時に、彼から「結婚前提で付き合おう」という話をされたので、私たちはお互いの家族のを話をするように。彼は公務員ですが、お給料は決して高くないと言っていました。けれども、私も働いているので大丈夫だろうと思いました。しかし、彼が同居している家族の話を聞くと、不安になってしまったのです。

彼の父親は60代で、10年前に仕事を辞めてから無職のままだそう。彼の妹も趣味の活動で外出する以外は部屋にこもっており仕事はしていないのだとか。唯一働いていたのは彼の母親だけでしたが、ひざを悪くして入院しており今はもう働けないといいます。そのため、彼の収入で家族を養っていると告白されました。

彼の家族は、「もし結婚しても今まで通り生活費は出してほしい」と言っているそうで、彼自身もそのつもりだとか。さらに、彼は結婚後も実家に住むつもりだそうですが、彼の実家は築50年ほどの貸家で、部屋数も少ないそう。「結婚しても一緒には住めないかも」と笑いながら言われたときは、今後が不安になってしまいました。

彼から家族の話を聞かされ、正直、結婚したいという気持ちが吹き飛んでしまった私。さらに、彼のお金の使い方が少し変わっていることも気になり始めてしまいました。

社交的で友人も多い彼は、誰かにプレゼントをするのが大好きです。クリスマスには友人家族にホールケーキを2個、節分のときは友だちに恵方巻きを4パックプレゼントしていました。

貯金を後回しにしてでも人を喜ばせたいタイプの彼なので、友人たちへのプレゼント代にはかなりの金額をかけていると思います。そもそも家族の生活費をまかなっているなかで、お金づかいも荒い方と結婚したらとても苦労しそうだと思ってしまいまって……。

万が一、私が病気になったり妊娠したりして働けなくなったとき、生活費はどうするのか心配になり、聞いてみると「貯金が100万はあるから大丈夫」と返す彼。やはり金銭感覚がズレているなと改めて感じてしまいました。

いろいろな面で現実が見えていない彼とは結局別れることに。好きな気持ちはあったので残念でしたが、結婚する前に彼の考え方を知ることができてよかったと思っています。夫婦として共に歩んでいくうえで、最低限の共通認識は必要だと思います。世の中にはいろいろな考えの人がいるのだなと感じた出会いでした。

著者／匿名
イラスト／おみき

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室

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