同期だからって許せない
私は南に謝りますが、納得できませんでした。
職場の仲間も南の味方をするような雰囲気で……。
「これってハラスメントですよ…」
謝るサナさんを、さらに責める南。
騒動後、上司と個別で面談することになったサナさんは、南の不倫を話したい気持ちに駆られますが、双方の家族のために踏みとどまります。
すると店長まで、妊活のつらさはお前にはわからないと発言。
我慢の限界に達したサナさんは、ついに南の不倫子づくり計画を暴露し、店長からの指導か内勤部署へ移動させることを希望しました。
しかし、店長は「それはできない」と人材不足を理由に、悪態をついたりいじめをしたりしない南はまだいいほうだとサナさんの希望を拒否。
さらに、「同期だから」と南のケアまでするよう頼まれます。
絶望するサナさんをよそに、南はハラスメントする管理職のサナさんを許さないと呟くのでした。
勇気を出して南の不倫を告発したサナさんですが、上司は目先の利益を優先させ、まともにとり合ってはくれません。臭いものにフタをするように、サナさんの訴えをなかったことにする上司こそ、管理職の職務をこなせていないのではないでしょうか。
「同期だから」といって、不倫で職場に迷惑をかける人のケアまでする必要はありません。サナさんだけに我慢を強いるこの状況そのものが、ハラスメントに近いものを感じてしまいますね。