次男が1歳のときに、ふと光の加減で右まゆ毛の際に1cmに満たないコロコロした動く「しこり」があることに気が付きました。その「しこり」は何だったのか?どのような経過で、どのような処置をしたのかをご紹介します。
発見時はとても小さかった「しこり」
発見時はしこりが小さかったので、素人判断で「このまま消えてなくなるかも」と思い、病院には行かずにしばらく観察することにしました。ところが、1歳半くらいになり、なんとなく「しこり」が大きくなってきている気がして「悪性では?」と心配に。
個人病院の皮膚科を受診したものの、専門外とのことで総合病院の紹介状をもらいました。大きな病院への紹介状。何か悪いものではないかと、とても心配しました。
ひと目で「良性」との診断
診察の結果、医師によると「毛根が変形した良性のものだろう」とのことでホッとしました。ただし、放置しておくと大きくなるしこりのようで、早めの切除をすすめられました。
当時、息子は1歳半。大人なら部分麻酔でおこなえる簡単な手術らしいのですが、幼児はじっとしていられないことを考えると、「入院をして全身麻酔で切除するしかない」とのこと。1cmほどの傷跡は残るけれど、早いほうが傷跡が目立たないということで、翌月には全身麻酔による切除をおこないました。
全身麻酔による手術後の様子
術後の傷跡には絆創膏が貼ってあり、拍子抜けするほど小さな傷跡でした。また、まゆ毛も全部そっているのかと思ったら、まゆ毛はきちんと残っており、見た目も「軽い傷」のよう。「全身麻酔での手術をした」とは思えない様子でした。
現在、息子は8歳になったのですが、傷跡は皮膚の成長とともに伸びたような気がします。あまり目立つ感じではないものの、縫った部分はまゆ毛が生えておらず、本人が少し気にしていたので「それは勲章だよ」と伝えています。
当時は良性でホッとしたものの、それでも手術をしたほうがいいしこりもあると初めて知りました。わが子の病気、これからもできるだけ早期に見つけてあげたいと思っています。
著者:武山あゆみ
三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。