友人が話してくれた「40代で美容にお金も時間もかけている美魔女」のエピソード。
その人は、いつも自分に注がれてきた異性からの視線が小6の娘に向いていることに、ものすごい嫌悪感を抱いたのだそう。その理由には、母親ならではの気付きがあったのです。
娘を見ていたら…
私は、美魔女が抱いたという嫌悪感について、いつまでも若くありたいその人の「自分の時代が終わった焦燥感」から来る嫉妬かと思いましたが、それは違ったのです。
性的対象を品定めするような視線にさらされた娘を見た美魔女は、「若さと美しさを消費されている」と気付いたのだそう。そして、「今後も娘がずっと消費されていく」と思うと耐えられず、すぐに店から連れ出したということです。
「母親ならではの気付き」だという友人の言葉、とても染みてきました。若くて美しいとチヤホヤされているときは「恩恵」だと思って「消費されている」ことに気付けず、たとえ違和感を覚えてもそういうものだと刷り込まれていく……。私は、社会の構図を改めて実感したのです。
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いつまでも若くて美しいと褒められたいオンナたち。そうでない自分には価値がないとまで思っていた美魔女……。しかしそれは、本当は異性の消費の対象になっているだけなのかもしれません。娘を通してそれに気付いた美魔女の話は、奥深いです。そういった生きにくさが潜む現代社会で、女性のあるべき姿についていろいろ考えさせられますね。
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