結核になり人生を一掃
気持ちが前向きになる捨てる生活
仕事のストレスからか、気に入った物があれば深く考えずに購入していた40代。特に3000円以下のプチプラの洋服、小物、化粧品などは即買いしていました。当然、品物は増えるばかりで、時には未使用でそのまま放置。そのうち、必要のない物が家中にあふれた生活になっていました。
物が多い生活は脳が常に刺激されるらしく、家の中が物であふれることでだんだん窮屈感を感じるようになりました。そんなとき激務がたたり結核を発症。思い切って生活を変えるために、テレビやネットでよく目にしていた「不要品を捨てる」ことを実行しました。生活用品を取捨分別することで、家が片付くだけでなく運気アップも狙いました。
実際、物を捨てるとなると結構勇気がいるため、マイルールを設けることに。洋服、雑貨、古い手紙、食器など、①捨てる、②友人・知人にあげる、③取っておく、の3つに大まかに分け、すぱっと分けられない物には1週間の期限をつけた迷い箱を設置。1年間未使用の物はこの先も使用しないと決めて、迷いながらもガンガン分けていきました。捨てるときは「今までありがとう」のひと言を添えて。
結果、6袋分の大きなゴミが出て家がすっきりしたことで、気持ちがどんどん前向きになっていきました。
本当に好きな物に囲まれて暮らす
不要な物を捨てたおかげで身の回りに残ったのは、自分の好きな物や実用的な物ばかり。家の中がすっきりと片付いたことで、家で過ごす時間が充実していきました。特によかった点は、精神的にもすっきりし、生活習慣にいくつかの良い変化が生まれたことです。
例えば、すっきり片付いたことで整理整頓が習慣化されたこと、掃除が好きになったこと、物をむやみに買わなくなったことなど。物があふれていたときは、部屋にいても落ち着かなく、探し物をするときや掃除するときに余計な時間がかかりストレスになっていました。今はすっきりと片付いた部屋になったおかげで、掃除や探し物のストレスから解放され、イライラすることも減った気がします。
好きな物に囲まれて丁寧に生活するようになったおかげで、自己肯定感が上がったことも大きな変化です。気持ちが前向きになるので、「もっとできないか」と定期的に生活の取捨分別を実践しています。
交友関係についても見直し
生活を整理整頓してスペースに余白ができたことで、余裕も生まれました。すっきりとした部屋で過ごす時間は、いつも時間に追われて焦っていた自分を見つめ直す良い機会となり、何が自分にとって大切か改めて考えるようになりました。
その中で、改めて見直したのが交友関係。仕事でキャリアアップを目指していたときは、より多く人とつながることが仕事に直結することもあり、知り合いの多さが自分のステータスと勘違いしていました。大して仲良くもない人たちとの食事会や飲み会、休日返上のゴルフの接待など、今考えるとかなり無理をしていた時期だった気がします。
仕事を変え生活を一掃した機会に、思い切って表面上の付き合いの交友関係も一掃しました。不安もありましたが、思いの外精神的にラクに。今は本当につながっていたい人たちと、何でも本音で言い合える付き合いを大切にしています。
まとめ
人生は選択の連続と言われているように、年齢が上がるほど自分の経験値から無難な選択をしがちになり、もしものために予備の物までそろえておく癖がついていました。50歳を過ぎて気付いたときには、不要な物が身の回りにあふれ、それが原因でストレスになっていました。
いろいろな面で取捨選択をして生活だけでなく心の大掃除ができたことにより、自己肯定感が高まったことが大きな気付きです。この意気込みをいつまでも続けられるよう、物を増やさない生活を実践していきます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/さくら
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!