好き嫌いがはっきりしている夫
夫は、映画やドラマ、バラエティなどを観ていてよく「僕、これ嫌い」と途中離脱することがあります。キャラクター的に理不尽だったり子どもじみていたり、周囲に迷惑をかける人物として描かれていると、たとえ物語だとしても夫は機嫌を損ねてしまうのです。「僕、この番組はムリかも。あなたがひとりのときに観てほしい」と席を立つこともあります。
夫がそういったモードに入ってしまうと、私自身面白いと思って観ていたはずの番組も、不思議と興味をなくしてしまって……。
考え方の違い
映画やドラマ・バラエティなどについてならまだいいのですが、実生活にまつわる夫の好き嫌いを聞くことも。例えば、私が仕事仲間への不満などをぽろっと漏らしたときなど、夫から「その人、僕は嫌いだな」と言われました。不満を言ったのはもちろん私自身だったのですが、夫の言葉を受けて翌日からその人のことがより苦手に思えてしまうように……。
私は不満などを言いつつも、職場の人であれば今後も顔を合わせなければいけないですし、「苦手なところはあるけれど、いいところもあるし」と考えるようにしています。対人関係をいちいち気にかけていては仕事にならないという、私なりの経験則ではあるのですが、夫は違うのです。
夫は、嫌なことにはきちんと「NO」と言うべきと考えているらしく、嫌いな相手は嫌いでいいのだ、という考え方を持っているようなのです。
各々の性格は仕方ない
夫の影響を受けて「苦手だな」と思ってしまうことが多くあった私。しかし、私にはそのほうがストレスに感じてしまいました。結局、これまでやってきたように、嫌な相手であっても関係性を保ちながらのらりくらりとやりすごしているほうが、私には合っていると感じたのです。
そこで、「私は夫の言葉に影響されやすいみたい」ということを正直に夫に伝えることにしました。私がそのことを伝えてからは、私の気持ちを汲んでくれたのか、職場の愚痴を言った際も夫はただ受け止めてくれることが多くなりました。
言いたいことはきちんと言える夫を尊敬しながらも、私は夫のように「NO」も「嫌い」もはっきりは言えないですし、不満を言いながらも「嫌いにはなりたくない」と思ってしまうタイプです。夫婦でも考え方が異なるのは当然のこと。相手の性格をちゃんと理解し、合わない部分は話し合って、お互いの最善策を見つけながら、これからも生活していけたら幸せだなと考えてしまった体験でした。
著者/つちやです
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