もしかして月経前症候群?
ある日、ふとテレビで「月経前症候群」について知りました。精神的にも身体的にも、人によってさまざまな症状が出ると知り、その中の1つにイライラがありました。
出産後から、毎月無性にイライラする時期があることが気になっていた私。育児疲れが原因だと思っていたのですが、イライラする時期を振り返ってみると、ほぼ生理前であることに気づいたのです。
生理前のイライラ。夫に打ち明けると…
これまで無性にイライラする時期になると自分の感情をコントロールできず、夫に気持ちをぶつけてしまっていました。そこから夫婦喧嘩に発展することもあり悩んでいたのですが、「月経前症候群」について知ったことで少し道が開けたような気がしたのです。
その日の夜、私は夫に月経前症候群について説明し、自分自身がそうだと思うと伝えました。すると夫は「なんとなく、そうかなと思っていた」と言います。
夫いわく、生理前になると私の手の温度が高くなり、その時期にイライラしていることが多いそう。まさか夫がそんな風に思っていたとは知らずびっくり。同時に「そこまで私のことを見てくれていたんだ」と少しうれしくなりました。
それ以降は、生理前には必ず夫に知らせるようにしています。夫は毎回「おう、そうか。やっぱりな」と笑いながら受け止めてくれて、私のイライラを爆発させる引き金となりうる「散らかしっぱなしにする」といった行動を改めてくれるようになりました。
検診の際に相談してみると?
その後、子宮頸がん検診を受けた際に生理前症状について相談してみることに。産婦人科の先生は私の話に耳を傾けてくれ、共感してくれました。そして、漢方を処方してくださり、生理前のつらい時期に服用を開始。イライラが完全になくなったわけではありませんが、体がラクになったことで気持ちも落ち着くようになりました。
私の生理前のイライラは、波がありますが今でも続いています。月経前症候群について知る前は理由なくイライラする自分を責めてしまい落ち込み、負のスパイラルに入ることもありました。けれど、知識を得たこと、産婦人科で相談できたこと、そしてなによりやさしい夫が理解してくれるおかげで、どうにか乗りきっています。私も夫がつらいときは全力で寄り添いたいです。
著者/山崎ゆうか
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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