ある老夫婦の接客を担当したところ…
結婚前の話ですが、私は小売店の販売員として働いていました。商品整理をしていたとき、年配のご夫婦に声をかけられます。子ども服のサイズについて質問され、私はいつも通り接客。そのとき、女性の方にやたらと見られるので不思議ではありましたが、接客は何事もなく終わりました。
お昼休憩の時間になり、付き合っていた彼からのメッセージを確認してびっくり。なんと、先程のご夫婦は彼のご両親だったのです! このとき、彼との結婚そして両家の挨拶の日取りは決まっていましたが、義父母に会ってはいませんでした。
彼の実家から私の職場までは、車で2時間以上あります。義父母は接客態度がよかったと褒めていたようですが、私は抜き打ちチェックをされたようで、とても不愉快でした。結婚後、義父母と良好な関係を築けていますが、それでもこの出来事は一生忘れません。
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帰り際などに名乗って直接良かった事を伝えるなどがあれば、感じ方も違ったのかもしれませんが……。家族として関係が続いていくことを考えると、相手の事も考えて行動することが大切ですね。
著者:高橋ゆきこ/30代女性・主婦。結婚5年目の臨月妊婦。産休中の現在は、育児本を読みながら初めての出産を心待ちにしている。
イラスト:シュー子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています