姪と動物園に行ったら
姪を連れて動物園にきた私。私は生理中だったため、事前に痛み止めの薬を飲み、経血漏れしてしまったときのために黒色のズボンをはいて臨んでいました。
しかし園内を移動中、私の後ろを歩いていた姪が「どうしたの!? ここに血がついてるよ!」と急に大きな声を上げたのです。
その瞬間、私は経血漏れをしてしまったのだと察知しました。経血が漏れても目立たないようにズボンは黒色を選んでいたのですが、トップスに関しては何も気にしておらず、明るいパステルカラーのものを着ていました。
姪が「ここ」と言って引っ張っている部分を見ると、少し血がついているのが見えて、私はとても焦りました。
経血漏れの処理をしたいけど…
幸い、動物園ではお土産としてTシャツが販売されていたため、私はそのTシャツを購入して着替えることに。しかし、それに加えてナプキンの交換やボトムスに付着している経血をウェットティッシュなどで拭き取る作業も必要です。
しかし、私は「経血漏れの処理をしている間、姪をどうしよう?」と悩みました。処理には少し時間がかかるため、姪をひとりきりで待たせるのは心配でした。しかし、一緒にトイレの個室に入って、汚れた下着を見せるのもためらわれたのです。
スタッフさんのやさしさに救われる
そこで、思い切って近くにいた女性のスタッフさんに声をかけ、「経血が漏れてしまってトイレへ行きたいので、その間姪と一緒にいてもらえませんか?」とお願いすることに。
スタッフさんはすぐに状況を飲み込んで承諾してくれたため、私は大急ぎでトイレへ行き、経血漏れの処理を済ませました。スタッフさんのもとに戻ると「体調は大丈夫ですか?」「汚れた衣類を入れる袋は持っていますか?」とやさしく気づかってくれて、とてもうれしかったです。
なお、まだ生理のことがわからない姪には「少しおなかが痛いからトイレに行ってくるね。このお姉さんと待っててね」と伝えました。姪は人見知りしない性格だったので笑顔で「わかった!」と言って、いい子で待っていてくれたのでほっとしたことを覚えています。
経血漏れの失敗をして少し落ち込みましたが、やさしいスタッフさんに助けられて事なきを得ました。自分も生理で困っている人がいたら、積極的に手を差し伸べられる人になりたいと思った出来事です。
著者/ごとうゆき
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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