出発前にトイレに行った友人
私とA子は学生時代からの友人で、社会人になってからも一緒に旅行に行くような仲でした。この日もA子と旅行に行くことになっていて、待合スペースでお喋りをしながら新幹線の出発時刻になるのを待っていました。
出発の10分前、A子が「ちょっとトイレ行ってくるから、荷物を見てて」と私に大きな荷物を預け、手提げバッグのみを持ってトイレへ。
トイレから戻ってきたら
数分後に「お待たせ〜」とA子は帰ってきました。そして「よし、そろそろホームに行こうか」と立ち上がり、私は彼女に荷物を渡しました。そのとき、張り切る彼女の後ろ姿を見てびっくり! フレアスカートの後ろ部分がめくれ上がって、ショーツがまる見えになっていたのです!
私が慌てて「ちょっと! スカートめくれてるよ!」と伝えると、彼女は自分の後ろを振り返り、「え~~~! ウソ~~~!!」と赤面。スカートを下に下ろしてからひと息つきたかったのですが、「この件は一旦置いておいて、まず新幹線に乗ろう!」と私たちはバタバタと新幹線に乗り込みました。
スカートがめくれたのはアレのせい!
無事に新幹線の席に着いたあと、私は「どうしてあんなにスカートがめくれちゃったの? ショーツに挟んじゃった?」とA子に聞きました。
すると、彼女は「今日は生理中だからナプキンを使っていたんだけど、ナプキンのテープ部分にスカートの裾がくっついて、スカートが巻き込まれてしまったみたい」とのこと。
「新幹線の時間が迫っていたので、全身鏡で後ろ姿を確認しそびれてしまったのが悔やまれる……」と恥ずかしがりながら話してくれました。
この出来事は、今では私たちの間で笑い話になっていますが、この一件以降、私も生理中にスカートをはいているときは、後ろ姿をしっかり確認するようになりました。自分が恥ずかしい思いをしないように、そして周りの人のこともビックリさせないように気をつけています。
著者/ココロナナコ
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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