生理中に彼の家へ泊まることに
大学時代、私は頻繁に彼氏の家へ泊まりに行っていました。
ある日、泊まりに行くと約束した日と生理のタイミングが被ってしまったのですが、その日は時期的に経血量も少なくなっていて、生理も終わりごろだろうと予想しました。
そのため「頻繁にナプキンを替えれば、ニオイも気にならないかな」と考え、お泊りセットにナプキンを入れて、彼の家へと向かいました。
彼の家にはサニタリーボックスがないと気づく
家に着いてからナプキンを替えるために、彼に気づかれないようにポケットにナプキンを忍ばせ、トイレに入りました。そこで、トイレにサニタリーボックスがないことに気づいたのです。
彼は男性でひとり暮らしなので、トイレにサニタリーボックスがないのは当然かもしれません。しかし、実家や自宅ではサニタリーボックスがトイレに必ず置いてあったため、初めての事態に「使用済みのナプキンをどうやって処理しよう……」と私はパニックになってしまいました。
慌てて夜のコンビニへ
ひとまずナプキンを替えずにトイレを出て、今回ばかりは仕方ないと思い、彼に「コンビニに行きたい!」と言いました。2人で近くのコンビニへ出かけ、商品を見ているうちにコンビニのトイレを借りて、何とかナプキンを替えました。
しかし、ナプキンを替えるために何度もコンビニのトイレを借りるわけにはいきません。その後は、経血のニオイを気にしながら過ごしました……。
彼の家のゴミ箱に使用済みのナプキンを捨てるのもはばかられたため、それからは、ナプキンを交換する必要があるときには、彼の家へのお泊まりは控えるようにしたのでした。
それから1年ほど経って、彼の家で生理がきたときに「小さい袋に入れてしばって見えないようにするから、使用済みのナプキンを捨てさせてもらってもいい?」と聞きました。そのときに当時の話をすると、彼は「気にせずに言ってくれればよかったのに」と笑ってくれて、彼のやさしさを感じたのでした。
著者/百田
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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