ヒナタが「記憶が曖昧で……」そう答えると、「ひどーい!あんなに盛り上がったのに……♡」と返す女性。ひとまず来週結婚式を挙げるという事情を話し、必死に謝罪をするのですが、「そんな大事な人がいるのに、私とこんなところにいるんだ」という言葉が返ってきました。
ヒナタが何も言い返せず、手持ち金をすべてテーブルの上に置き去ろうとすると、女性はヒナタの首元のキスマークを指で差して「うまいこと隠さないとね!」とひと言。て……!?慌てたヒナタが急いで絆創膏を貼ると、女性は笑いながら「そんなのキスマークを隠してます!って言ってるようなもんじゃない」と言ってきて……!?
「どうしよう!?」動揺していると、女性が迫ってきて…
「マジでどうしよう……これじゃ離婚」
「いいじゃない」
「奥さんより私との方が合うって言ってくれたし、
このまま乗り換えちゃえば?」
「はぁ!?あなたに僕と僕の妻の何が
分かるって言うんだ!?」
強く言い返すヒナタに、女性は口を開きました。
「たしか、サークルの飲み会でたまたま隣になって、
意気投合したんでしょ?」
「一緒に寝る前にたらたら
愚痴をこぼしてたじゃない♡」
女性の衝撃の言葉に、思わずヒナタは
体中の血の気が引いてしまうのでした。
◇ ◇ ◇
「私に乗り換えちゃえば?」とヒナタを誘惑する女性。なんとなくですがヒナタに気があるよに見えますね。ヒナタもまさかこの女性の前で妻の愚痴を吐いてしまうなんて、よほど酔っぱらっていたのでしょうか。圧倒的に弱みを握られすぎていますが、これ以上面倒なことに巻き込まれないとでいいですね。