ヒナタは女性と肉体関係を持ってしまったことに対して、「何もなかったことにしてもらえますか!?」と土下座で謝罪。現在籍を入れたばかりで、来週結婚式を控えていることを伝えます。
しかし、女性はヒナタを茶化すような発言をした後、「奥さんじゃなくて私に乗り換えちゃえば?」と提案してきたのです。その言葉を聞いて一瞬怒りをあらわにするヒナタでしたが、手持ち金を机の上に置き「失礼します!」と言うとその場を去ったのでした。
家に帰宅すると、妻・ユリがサプライズで妊娠の報告をしてきました。しかし、昨晩の出来事の引け目もあり、素直に喜ぶことができなかったヒナタ。すると、ユリは「なんか変だね?」と言ってきて……!?
妻の言葉に冷や汗が止まらず…
ユリはヒナタの服の匂いを嗅ぐと、
「甘い匂いがする……」とつぶやきました。
しかし次の瞬間、その匂いを嗅いで
気持ち悪く成ってしまったのか、鼻を抑え始めたのです。
「わかった!!さては飲み会の場に
女の子いたな~!?」
「別にそれはいいけどさ~。香水ちょっとキツい!」
つわりで匂いに敏感になっているユリを心配するヒナタでしたが、
ユリは「大丈夫だよ!」とひと言。
「1週間前だもん。今更キャンセルできないし!
プランナーさんにも言っとくから!」
そして、結婚式前日――。
「ユリ~!!久しぶり~!!」
その声の先に視線を向けると、なんとそこには
ヒナタが一夜を共にした女性の姿があったのでした。
◇ ◇ ◇
洋服の匂いを嗅いだ瞬間、つわりのせいなのか急に吐き気を催してしまったユリ。ユリの気持ちがそれたことでそれ以上突っ込まれることはなく、ホッとするヒナタでしたが、それも束の間のことでした。まさか結婚式に前日に例の女性と再会することになるなんて、ヒナタは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。