何もなかったことにしてほしいと土下座で謝罪するヒナタ。現在籍を入れたばかりで、来週結婚式を控えていることも伝えるのですが、女性は茶化すような発言をしてきました。「私に乗り換えちゃえば?」という言葉を聞いて、一瞬怒りをあらわにするヒナタでしたが、手持ち金を机の上に置き「失礼します!」と言うとその場を去ることに。
家に帰宅すると、妻・ユリがサプライズで妊娠の報告をしてきました。そして、あっという間に1週間が過ぎ、結婚式の前日を迎えます。会場にはユリの友人たちが集まり紹介されたのですが、ヒナタはひとりの女性を見つけるとがく然としてしまいます。
ユリの友人として立っていた女性のひとりは紛れもなく、ヒナタが一夜を共にしてしまった女性だったのです。突然の展開に動揺を隠し切れないヒナタ。すると、ユリが突然声を掛けてきて……!?
「どうしたの?」妻の言葉に思わず心臓がドクンと鳴って…
「あ……いや、なんでもないよ……」
慌ててそう返すヒナタにユリは、
「さてはマリッジブルーだな?」とひと言。
「はは……そうかも……」
「まったく情けないなー!」
「大丈夫、私たちには幸せな未来が待ってるよ」
ユリの言葉に「そうだね」と頷くヒナタ。
「ちょっとだけお父さんとお母さんと
話してきてもいい?」
「もちろん!式の前日だし、積もる話があるでしょ。
ゆっくり話してきなよ」
そう言うと、ユリは「ありがとう」と言って、
両親の元に向かったのでした。
◇ ◇ ◇
まさかヒナタが一夜を共にしてしまったときの女性がこの会場にいるだなんて、驚きの展開ですよね。ヒナタもさぞかし生きた心地がしなかったことでしょう。なんとかユリにはあの一件がバレずにいますが、雲行きが怪しくなってきてしまいましたね……。