結婚式が始まると、モネは酔ったフリをしてわざとヒナタのタキシードにワインで汚したほか、ファーストバイトの邪魔をするなど、結婚式をハチャメチャに……。式が終わると、ヒナタとユリはゲッソリしてしまうのですが、ユリはモネのことを責めることなく、「嫌いにならないで」と伝えたのでした。
ハプニングだらけの結婚式が終了すると、平穏な日を取り戻りました。するとある日、突然玄関のチャイムが鳴りました。ドアを開けると、モネの姿がありました。どうやらユリたちの隣の部屋に引っ越して来たらしく、手には赤ちゃんを抱っこしていたのです。
「シングルなのー。この子のパパはすぐどっか行っちゃって」モネはそう言うと、ヒナタの目を見つめてきました。すると、思わず動揺してしまいます。ユリの赤ちゃんとモネの赤ちゃんは1カ月違いということが判明すると、さらにヒナタの顔は青ざめて……!?
彼女が引っ越してきた理由は、ちゃんと明確なもので…
「隣ならさ!お互い用事があるときに
預けられるし!」
「たまに交代でご飯とかも作り合ってさ!
一緒に食べれば負担も減るじゃん?」
「月齢も近いから、保活の情報共有も
しやすいと思うんだー!」
さらに、モネはゆくゆくは子ども同士も仲良くなり、
家族ぐるみの付き合いができたらいいなと、
理想を語り始めたのです。
(この女……!!)
モネの言葉を聞いたヒナタは心の中で、
イラッとしてしまうのでした。
◇ ◇ ◇
小さいころからお互いのことを知っていて、友人関係にあったユリとモネ。"お隣だからこそお互い助け合えれば"と、今後の具体的な関わり方について話していましたが、あまり距離が近すぎのもどうなのでしょうか。モネが言うように、近くにいてくれることでお互い色々助け合えるというメリットももちろんあるように思いましたが、少し理想論すぎるような印象を受けてしまいました。