ある日ユズさんは、県の作文コンクールで賞をとり……。
自慢の娘でありたい
県の作文コンクールで賞をとり、新聞に名前が載ったユズさん。すぐに母親に電話すると、「あんたは自慢の娘よ!」とほめられます。
同じ時期、認知症の祖母も老人ホームに入居でき、母親は過呼吸の症状が緩和。再び趣味のパチンコへ通うようになり、末期ガンの祖母の世話の頻度が少なくなりました。
そしてそのまま祖母が他界。祖母の住んでいたアパートは父親によって売却され、ユズさんは母親から学費に充てると120万円が入った通帳を渡されます。
その後母親は今まで介護に費やしていた時間をパチンコにすべて使い、認知症の母方祖母の洗濯などは毎日父親がおこなうように。
ユズさんはひたすら勉強に励む一方で、家庭の空気がピリピリしていることを感じるのでした。
自分の母親の世話を、お互いに任せっきりにするユズさんの両親。父親の目線で見れば、自分が毎日の仕事と帰宅後に洗濯をしている間、妻はパチンコに行っているなんていい気がしないでしょう。
しかしユズさんの母親は、これまでずっと父方の祖母の世話をしてきた経緯があります。父親に対して、「次はあなたの番」という気持ちがあったのかもしれませんね。
ただ、ピリピリした空気のままでは家族全員の居心地が悪くなるだけ。話し合って役割分担するなど、なんとか良い方向にもっていけないものか悩ましいところですね。
北瀬ユズさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
-
前の話を読む9話
「もうやめて!」母親が認知症の祖母を責めた理由に唖然… #毒親と絶縁するまで 9
-
次の話を読む11話
「このままじゃ…」祖母の介護がきっかけで両親の仲がギクシャク、最悪の展開に… #毒親と絶縁するまで 11
-
最初から読む1話
「言わないで!」娘の失態を嬉しそうに話す母が親子遠足で驚愕の行動に… #毒親と絶縁するまで 1