ユリも出産を終え、家族が増えて慌ただしい毎日を送っていたのですが、ある日突然玄関のチャイムが鳴り、そこにはなんと赤ちゃんを抱いたモネの姿がありました。ユリが話を聞くと、結婚はしておらずシングルマザーとのこと。
母親とは険悪な関係のため実家は頼れず、幼いころからの友人であるユリの近くに引っ越してきたというモネ。お互いママ同士ということで、子どもの情報を共有しつつも、持ちつ持たれつの関係を築きたいと言い出しました。
モネの言葉にユリは同意すると、トイレに行くためその場を離れてしまい、ヒナタとモネは2人きりに……。少し沈黙が続いた後、モネはヒナタに自分の赤ちゃんのパパはヒナタであることを告げると、これからは2つの家庭のパパとして過ごすように迫ってきました。無茶苦茶な提案にヒナタが反論!しかし、そのタイミングでユリが戻ってきてしまって……!?
去り際に不倫女が口パクで「パパ」と言って…
「そろそろ戻ろうかなぁ。
ごめんね、長居しちゃって。」
「それじゃこれからもよろしく!
またね~」
そう言うと立ち去っていくモネ。
しかし、去り際にヒナタに向かって
「パパ」と唇を動かしたのでした。
モネが去った後、ユリが口を開きました。
「何でって思ってる?」
「結婚式のことがあったのにって……」
ユリの言葉を聞いたヒナタは、
ドキッとした表情を浮かべたのでした。
◇ ◇ ◇
モネは去り際に「パパ」と言っていましたが、恐らくそれにユリは気付いていなかったのでしょう。どんどんモネとヒナタの間でユリへの秘密が増えていき、ユリは取り残されて行っているわけですが、それすらも気付いていないという状況がなんだかいたたまれなく思ってしまいました。