そんなある日、ヒナタが娘にミルクをあげていると、突然携帯電話にモネからメッセージが……!内容は、暇だから部屋に来てほしいというものでした。
渋々ヒナタがモネの部屋に向かうのですが、突然赤ちゃんが大声で泣き始めてしまいました。突然のことに、慌てふためいてしまうのですが、すぐにスゥッと眠ってしまったのでした。
すると、モネが突然ヒナタに「今度から夜中の授乳、一緒にやろうよ」といきなり提案をしてきました。ユリが薬を服用している事情を知っていたモネは、サラッと「バレないよ」と言うと、「あなたの子どもなんだから」と赤ちゃんをヒナタに抱っこさせたのでした。
赤ちゃんを抱っこすると、夫の表情がどんどん硬くなっていき…
「ほら、かわいいでしょう……」
しかし、モネの言葉にヒナタは何も返しませんでした。
自分の部屋に戻ると、
ヒナタは悶々と悩み始めます。
(こんな生活、いつか絶対ガタがくる……)
(バレるくらいならいっそのこと、
正直に打ち明けたほうがいいんじゃないか……)
そう思いながら、ユリの寝顔を見つめるのでした。
◇ ◇ ◇
夜の授乳の度にモネの部屋に行くことで、いつか生活にガタがくるだろうと分かっていたなら、ちゃんとモネに断るべきだったと思います。確かにヒナタがモネの言うことを聞かないことで、モネにバラされてしまう恐れはありますが、ユリもモネから聞かされるよりは、ヒナタに直接事情を話されたほうがいいのではないでしょうか。